まずはじめに懺悔します。
過去、自分の実力が足りずプロジェクトを
2つ没にしたことがあります。
これは今でも深く反省していることです。
前の会社の、ある同僚の話をします。
彼は人気者です。社交性はかなりあり、
上の方々に可愛がれ協力会社からも好感が高く、
とんとん拍子で出世しておりました。
対するオレは、口数が少なく、
どの会社にいても直属の上司以外は
なにやっているか分からないという位置であり、
上の方々からは、なかなか理解されませんでした。
仕事において彼との大きな差は
彼は仕事の指示を出すにあたり、
口頭や書面により行います。
フォローもするようだけど、
年がら年中、忙しそうにしているので
フォローはある程度でした。
これは縦社会の王道中の王道だと思いますし
特に否定はしません。
対するオレは
仕事を出す相手に対して細部まで教えます。
そしてできるだけ分からないところが無いようにして
ある程度、自信を持たせてます。
その相手の調子が悪い時は自分の仕事を置いて、
その相手がやる予定だった作業をします。
仕事が達成したら、ご褒美を毎度用意してます。
ご褒美をねだるようになってきたら、
仕事も楽しくやっているんじゃないかな。なんて。
彼は、このオレの行動が「無駄」に見えるため
定期的に激しい衝突をしておりました。
そんな暇があるなら「少しは手伝え!」
「遊んでいるんじゃねぇ」みたいな。
彼は四六時中忙しい様でした。
自分はいつもゆとりがあった感じではあるけど、
年間プロジェクトの達成数や売り上げでは
はっきり言って負けていませんでした。
その様子を見て、上の方々の見解は
「オレのやっていることはきっと簡単なのだろう」
ということらしい。
原因は彼の部下が彼が思う通りに働いてなかったから
ではなかろうかと思うことはあるが
特に誰にも言うことはしなかった。
出世するのは彼。会社は彼が大好き。
オレは衝突に飽きたことも1つの理由に
会社で可愛がられている彼にオレのプロジェクトをすべて渡し
会社を去ったのですが、その3年後、状況を聞いてみたら、
彼はどのプロジェクトも満足に達成しておりませんでした。
そんな彼も疲れ果てて会社を去ったのですが
また一緒に仕事をするようになったとしたら
衝突するのだろうかと、よく思うことがあります。
これが正解とは言いませんが
少なくとも人を動かそうとする時、
やって当たり前という考えではなく
お願い姿勢が重要なんだろうと自分は思っています。
人は基本的に思い通りには動かないものなんだよん。
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